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主に中東や北アフリカの「イスラーム文化圏」を背景とする映画を紹介していた個人企画。(2025年休業。現在は不定期で単発の上映会を実施しています) 10年間の上映作品102本を網羅し専門家のコラム32本を掲載した『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』発売中。 公式HP : http://islamicff.com/
イスラーム映画祭 2015 - 2025









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ただ『シラート』は個人的にも今年のベストに入る傑作ですが、万人におススメしたいとは思いません。とくに動悸が速くなるのが苦手な方はあまり観ないほうが良いかもです。 自分が上映する立場ならきっとアラートを出すでしょう。いわゆるホラー映画やサスペンスのドキドキとはちょっと種類が違いますので。 実は『バーバ・アジーズ』という映画はイスラーム映画祭で再上映したくて何年か前に著作権の行方を探したのですが(2016年当時はドイツにあった)、イランからチュニジアまで八方手を尽くしても今の著作権者が見つからず泣く泣く諦めたという経緯があります(プロデューサーまで見つけたのに)。 映画との出会いも運命です。
本日封切られた『わたしの聖なるインド』のパンフレットに、「インド映画の“ムスリム”」というお題でコラムを寄稿しています。 ムスリムを描いたインド映画の小史とともに、『ボンベイ』『マイネーム・イズ・ハーン』『アブ、アダムの息子』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』の4作品について書いています。 イスラーム映画祭で初期の頃に上映した往年の作品、『十四夜の月』(1960)や『熱風』(1973)がどういったインド映画史の流れの中で生まれたのか、あらためて勉強する良い機会にもなりました。 見識不足や言葉足らずな部分も多いとは思いますが、他の専門家の方々の論考と合わせぜひ手に取ってお読みください。
現在発売中の週刊金曜日に『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』の書評が掲載されています。 初期の頃にお世話になったジャーナリスト・さこうますみさんに内容の瑕疵についても言及いただきつつ、「多種多様なイスラーム社会やムスリムの姿をパノラマ展開してみせた」と映画祭の10年と本書を評していただきました。 『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』は各種ネットおよび書店にて販売中です。Kindle版もございます。 5月にナゴヤキネマ・ノイへ1年ぶりに行った際も、ノイの前身である名古屋シネマテークの元支配人、故・平野勇治さんのご著書『小さな映画館から』と一緒に販売いただいていました。有り難いです。
4月に国内初Blu-rayが発売されたばかりの名作アニメ映画、『ペルセポリス』を産んだイラン出身のマルジャン・サトラピ監督が亡くなられたとのニュースが昨日世界中を駆けめぐりました。 彼女が『ペルセポリス』の次に撮った『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』は配信でも視聴する事ができます。 そしてサトラピ監督といえば上述の2本の他にも、『ハッピーボイス・キラー』という知る人ぞ知る傑作があります。しかもブッ飛んだ内容のブラックコメディ・ホラーです。 初めて他の人の脚本を映像化したもので、彼女は本当に映画監督としても才能のある人でした。とても残念です。本作も配信で観られますのでぜひ。
インド映画タイムズの記事にも掲載していただきましたが、来る6/20、6日の東京封切に次いで神戸でも始まる『わたしの聖なるインド』の公開を記念し劇場一般未公開のインド映画『カシミール 冬の裏側』を一日限り上映いたします。 元町映画館に簡易チラシが置いてありますので、お立ち寄りの際はぜひお持ち帰りください。 また6/20限定で、同じくインド映画タイムズにおける『私たちが光と想うすべて』論も大好評のカシミール研究者・拓徹さんによる『冬の裏側』についての徹底解説を掲載したイスラーム映画祭アーカイブ2025を販売いたします。 今や元町映画館にしか置いていないレアパンフです。ぜひお買い求めください🙇
明後日から渋谷ユーロスペースを皮切りにドキュメンタリー映画『わたしの聖なるインド』が全国順序公開されます。 ヒンドゥー至上主義を押し進める現モディ政権に対し抗議の声をあげたムスリム女性たちの約3ヵ月を追った作品です。 東京では、字幕翻訳家の藤井美佳さんやインド映画研究者の松岡環さんほか豪華ゲストのトークがあるようですね。神戸では初日6/20に劇場一般未公開のインド映画『カシミール 冬の裏側』の特別上映で本作を盛り立てます。 大作映画だけでは分からない、そして経済や外交で見せる国際的存在感の裏で歪みゆくまさに大国“インドのもう一つの顔”を描いた傑作を明日公開の『カーンターラ』と一緒にぜひ!
賛否真っ二つで大ヒット中の話題作『シラート』。 個人的には2017年のイスラーム映画祭2で上映し(ビジュアルに親近感…)全回満席となった、“30年に一度だけ開かれる砂漠の集会(レイヴ)”を目指して盲目のスーフィー修行僧が孫娘と旅をする映画『バーバ・アジーズ』の現代地獄篇と思える途方もない傑作でした。 ネタバレ厳禁なので筋には触れませんが一点だけ、劇中で描かれるレイヴがイスラム神秘主義と呼ばれるスーフィズムの隠喩であるのは明らかです。 とくに昔の人は神を畏れながら、それでも神を身近に感じようと教条的で形式的なイスラムよりもスーフィズムに傾倒したのではなかろうか…と映画を観ながら思いました。
明日公開の『わたしの聖なるインド』の本編中、実は1本だけボリウッド映画が引用されています。 若き日のアーミル・カーンが主演した1999年の大ヒット作でインドとパキスタンの政治的対立を題材にした『Sarfarosh』というアクションスリラーです。 この映画を引き合いにノウシーン・ハーン監督は、「(かつて)好きだった映画を見返してみると、ムスリムは出てこないか、裏切り者(扱い)だった」 と、時にインド映画がムスリムへの偏見を助長してきた事実を指摘します。 それは印パの係争地であるカシミールについても同様であり、それと正反対なのが6/20に上映する『カシミール 冬の裏側』のような作品なのです。
『わたしの聖なるインド』の公開が関西でも始まりました。明日は京都シネマで『インド残酷物語』の著者・池亀彩さんの解説、大阪・第七藝術劇場でノウシーン・ハーン監督のリモート舞台挨拶があります。 神戸では初日20日に元町映画館で劇場一般未公開のインド映画『カシミール 冬の裏側』の特別上映を行います。 『わたしの聖なるインド』が言及する市民権改正法が制定された2019年、モディ政権はジャンムー・カシミール州から自治権を剥奪し連邦政府直轄領としました。ノウシーン監督はカシミールのムスリム女性たちについても精力的に取材しています。 カシミールの現実を厳しくも珠玉の映像美で描いた傑作をこの機会にぜひ!
怒涛の映画情報サイト、インド映画タイムズに「イスラーム映画祭とインド映画」というお題で6000字のコラムを寄稿しました。 10年間で上映した8作品を当時の記憶とともに振り返りつつ、日本における“インド映画上映小史”の一片もうかがえると思いますのでぜひご笑覧ください。 indian-movie.theletter.jp/posts/d29431... 10年で8本とはいえ、ボリウッド映画全盛期の名作から、印パ分離独立、カシミール、マラヤーラム語映画、そして『わたしの聖なるインド』にもつながるコミュナリズムというテーマまで、インドのダイナミックな社会を知れる映画を上映してきたと自負しています。
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イスラーム映画祭 2015 - 2025
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「イスラーム映画祭」を主宰した藤本高之氏による、同映画祭で上映されたインド映画をめぐる寄稿をお届けします。イスラームとインド映画が交差する作品群について、その魅力や上映時の反響を交えながら語っていただきました。
indian-movie.theletter.jp
イスラーム映画祭とインド映画/藤本高之