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今年もブルームズデイ!ということで、『ユリシーズ』に挑戦される方へ、おすすめの読み方を1つ紹介します。 必読級: 1, 2, 4, 5, 6, 8, 10, 12, 17 少し難しい: 7, 11, 13, 14, 15, 16, 18 かなり難しい: 3, 9 上記のうち、まずは「必読級」の挿話を選んで読んでみてください。読む順番は自由です。
Mamalujoの訳は、日本語だと「ママルヨ」が正しいのでは……?とふと思いました。
「必読級」の大半を読み終えたら、次は「少し難しい」に進みます。これらの挿話はハイコンテクストなジョークが多いため、何が面白いのか少しわかりにくい箇所も出てくるかと思います。それらの箇所は読み流してOKです。 「かなり難しい」挿話は、無理に読もうとしないことを強くおすすめします。
これは興味深い。西欧諸島で発見されたオアム文字のデータベースで、オアム石の写真と文字の写しが載っています。 ogham.celt.dias.ie/list オアム文字はラテン文字に基づくと言われており、欧州ではラテン文字に継いで二番目に古い文献証拠が残る文字です。主に石に刻まれ、人名や肩書きを表記しています。最近では19世紀アイルランドで書かれたオアム文字の文書(長さ66ページ)が発見されたりもしています。
ちなみに『ユリシーズ』のジョークの大半は、作中人物が言うジョークをそのまま楽しむというよりも、そのジョークを言っている人物の描かれ方を読んで作家視点から笑うという楽しみ方がメインになります(例えば、レネハンの冗談はすべて滑りますが、その滑り方がいちいち笑えます)。 Happy Bloomsday!
今週の配信は土曜日に開催いたします。ご注意ください。
第16挿話「エウマイオス」に登場する自称マーフィー氏のような飲ん兵衛は今でもダブリンの深夜のパブにいるタイプで、中の人も年に数回は遭遇します。ジョイスの描写の的確さや恐るべし。
『ユリシーズ』で鋏虫はブルームとモリーの若い恋人時代の象徴なのかもしれません。"Pillowed on my coat she had her hair, earwigs in the heather scrub my hand under her nape, you’ll toss me all. O wonder!" (ブルームズデイ近しということで『ユリシーズ』を読み直していますが、やっぱり良い本ですな。色々な場面が何気なくブルームの心の中で移り変わり、その一つひとつが味わい深い)。
『ユリシーズ』で唯一ハンプティ・ダンプティが登場するのも第16挿話なのですね。 "...but something substantial he certainly ought to eat even were it only an eggflip made on unadulterated maternal nutriment or, failing that, the homely Humpty Dumpty boiled."
今週はALPが子どもたちにサンタクロースのごとくクリスマスの贈り物を持ってくる場面を読みます。 kenjihayakawa.com/finneganswake/ ノートβ版も更新済みです。 kenjihayakawa.com/finneganswak... ご都合がつきそうな方はお気軽にお立ち寄りください。