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「うわ…美味しい…」 「うまい。揚げたてってのがでかいんだろうけど、バンズとの相性もいいな…」 「これ、からしマヨなんだね。マスタードと違って辛味あるのがいい感じ」 「これで三百円はさすがに僕もなんかあるんじゃないかって気がするなあ」 「でしょー? メンチカツが自家製で、バンズが卸値だとしても結構厳しくない?」 「だねえ。可能性としては和菓子屋とうちみたいになんかコラボしてるとか」 「コラボ…パン屋と肉屋が?」 「組み合わせ的には色々できそうだけどねえ」 「うーむ…」 後日、パン屋ででっかいソーセージ使ったホットドッグの販売が始まりました。
きっとこれから新旧肉屋の新商品開発戦争が勃発します…。桜子さんはうまいこと手綱操りながら満喫することでしょう
「ついでにね」 「まだなんかあるの?」 「いつものお肉屋さんが焼豚と春巻始めてた」 「焼豚」 「てりってりでね、大人の拳三つ分くらいのお肉、ケースの中でフックにぶら下げててかなりそそられる。ほんで春巻は野菜と焼豚たっぷりで美味しかった」 「二軒ハシゴしたの?」 「新しい肉屋のコロッケが消化不良で。あれはよくない。コロッケ一個で満足させられないんじゃ、商店街で生き残るのは難しいと思う」 「何ヶ月もつかなあ」 「コロッケで悔い改めれば、まだ間に合うよ」 「桜子さん、何気にコロッケ過激派だもんなあ」 家で揚げると十個はいく。
「ただーいまー」 「おかえりー。…桜子さん、寄り道したね?」 「うん、商店街にできた新しいお肉屋さんでコロッケ食べた」 「堂々と…で、どうだった?古参の商店街陣の間でちょい話題になってたけど」 「率直に言って、今のままなら早々に潰れると思う」 「なんで?」 「まず、今すぐ食べる用にって言ってる客に揚げたて出さないのね。ちょっと冷めてた。ほんで多分、あの肉屋の揚げ油、ラードじゃなくて植物油なの。庶民が肉屋のコロッケに求めるカラッと香ばしくひとつで満足できる重さがない」 「すごい情報出てくるな…」 「ほんで私の好みだけどイモにマーガリン混ぜてた。あれはいただけない」 「なるほど」 ソムリエ。
恒例の春の既刊再販を今年はしてないんで、突発でなんかしようかと思います。去年の新刊の再販だと台湾本2と歳時記夏かなー。
八月の刀本新刊、ちょもさん修行おめでとう本にするか、んしょさにかふたさに絡めた別筋にするか。九周年本のときに捻ってた別のネタが使わず仕舞いなんで、その辺有効活用しよっかなー。仏教ネタなんで神道系で来てたシリーズからはちょい外れるんだが。
「パン屋さんで売ってるホットドッグ、なかなかやりよる」 「凝ってるっていうか、拘りが凄いね。切れ目にバター塗ってカリッと焼いたとこに肉汁たっぷりのソーセージ。会計のときに刻み玉ねぎとピクルス隙間なく載せてケチャップとマスタードてんこ盛り」 「それにフライドオニオンかかってるよ」 「これで四百円はなかなかできないなあ」 「美味しいしね。このソーセージ、やっぱお肉屋さんのだって」 「コラボしたんだろうなー」 「これ、も一個いける」 「…こないだのメンチカツバーガーと僕が作るメンチカツサンド、どっちが美味しい?」 「えー、むずかしー」 「難しいの?」 「土俵が違うもん」 毎度のアレ。
「あのメンチカツバーガーって庶民のおやつっていうかお惣菜の延長線でしょ。ほづみくんのは刻みキャベツにアンチョビ入れたりでカフェごはん路線だから比べようがない」 「む…このホットドッグは?」 「んー…バーガーよりはほづみくん寄りかなあって思うけど、ピクルスが単調だしね。ほづみくんが作るなら玉ねぎもマリネしたり、ピクルスにも一手間加えるでしょ」 「それは…そうかも」 「売り物と愛情たっぷりお家ごはんの違いなんだろうけどさ、ほづみくんのサンド食べたいときにこれ食べても物足りないと思う」 「そっか…」 嫁の手綱、自由自在です。
「ただいまっ、ほづみくん!」 「おかえりー。どしたの、えらい勢いで」 「お肉屋さんが!」 「潰れた?」 「メンチカツバーガー出してる!」 新商品。 「注文受けてから揚げたメンチカツをどっぷりソースにつけて千切りキャベツとマヨと、新しいパン屋さんのバンズで挟んで三百円!」 「なかなか豪気な価格設定だな…」 「しかもでっかいの!あれで三百円は絶対なんか裏があると思う!」 「理性派の桜子さんが陰謀論に走るくらいの衝撃か…」 「すんごい行列でね!四十分並んじゃった!」 「もう食べたの?」 「買ってきた。食べてみよ」 「あ、この匂い、それ?」 慣れない匂いで何かと思ってた。
入院してるとほぼ刺激がなくなり、その刺激がさらになくなることで土日祝だけを感じ取る生活になるため、入院前に考えていたことがほぼ全て白紙状態になるわけですが。 ちょっと自分のメモも兼ねて整理。 8月二次大阪・東京→刀既刊と新刊?(ちょもさにメインのんしょさに・ふたさに) 9月文フリ大阪(抽選待ち)→歳時記秋? 10月二次東京→刀既刊・8月に落としてたら刀新刊 12月コミティア(多分抽選制)→歳時記秋・おいしい2 …こんな感じ? オリジナルの完全書き下ろし長編もそろそろやりたいんで、ライブラ通販のみで新刊とか挟まるかも。 この間に公家()訴訟からネタ取りした現代物とか悪役令嬢もどきとか…