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「……で? どれだけの命数があんたの寿命に積み上がったんだ?」
衝撃の事実を知らされ、ドレイクは乱暴に黒髪を掻き上げて尋ねた。口調は淡々としているが、その態度は明らかに怒気を孕んでいる。無論その怒りとは、なぜ黙っていた、というものだ。
皇女にとっては予測済みの反応で、彼女も負けじと感情を排して答えた。
「皇族とて各々の寿命を知る術はない。ゆえに奪った命数が如何程かは分からぬ。ただ確実に、数百の星霜は越えねばならぬだろうな」
「……ルーシにも黙ってやがったのか」
出された亡夫の名に皇女は初めて眼差しを揺らし、複雑な微笑を浮かべた。
「言えるわけがなかろう」
お題:星霜
#語彙トレ2026