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アルブレヒト・デューラー『騎士と死と悪魔』。この版画の騎士はまっすぐ前を見据え、渓谷の間の一本道を進んでいます。彼の隣には蒼白い馬に乗る死がいて、山羊の頭をした悪魔が後をついてきています。これらの図像が何を意味するのかについては十人十色の解釈が出されると思いますが、ドイツではこの騎士は不毛な時代のただ中で自らの道を進む芸術家の姿を描いたものとして解釈されました。この解釈に従ってニーチェは騎士を師であるショーペンハウアーになぞらえ、またクリムトは1枚の騎士の絵を描きました。 #アート
ドイツ、バッハラッハのザンクト・ペーター教会。この教会はもともと1230~69年にカトリックの教会として建てられましたが、宗教改革以降はルター派の教会になりました。教会はロマネスク様式(正面の塔のみゴシック様式)で建てられており、赤い装飾を施した可愛らしい外観をしています。教会の中にはシュトゥム兄弟が製作したパイプオルガンがあります。 #アート
七夕蒔絵印籠。この印籠は18世紀前半に野村九国によって制作されました。印籠は真珠貝の真珠質を貼り合わせてできており、単に贅沢であるだけでなく何とも気品に満ちた一品となっています(下方の青っぽくなっている部分は天の川を表現しています)。現在ニューヨークのメトロポリタン美術館がこの印籠を所蔵しています。 #アート
懐玉斎正次の根付。根付とは印籠や巾着等を着物の帯に留めるための器具であり、以前紹介した印籠の紐の先についているものです。根付は円型であったり棒状であったりその形状は様々ですが、凝った彫刻を施したものが多く、明治以降海外諸国で美術品として高く評価されました。懐玉斎は江戸~明治の根付師であり、彼の作品は特に海外で珍重されています。 #アート
川端龍子『愛染』。二羽の鴛鴦がお互いに強く惹かれ合って接近していき、一瞬すれ違います。そしてすれ違った後はもう離れていくしかないのに二羽はなおも離れがたく見つめ合っていて、紅葉で赤く染まる水面が二羽の愛情の深さと執着の強さを物語っています。この絵は愛というものの姿を装飾性豊かに表現した傑作であり、龍子の絵の中でも特に人気の高い作品です。 #アート
スロヴァキアのスピシュ城。この城は12世紀頃にハンガリー王国の北の国境砦として建設されました。城はその後順次拡張されていきこの辺りの政治経済の中心地となりましたが、山上の城はしだいに時代遅れになっていき、また1780年の火災で甚大な被害を受けて城は完全に廃墟となりました。現在城の再建作業が少しづつ進められています。 #アート #山城
ロンドンのワード・オン・ザ・ウォーター。これは運河に停泊している船で営業している水上書店であり、2011年にオープンしました。書店は当初は運河協会の規則により2週間ごとに場所を移動しなければなりませんでしたが、2015年に現在の場所に恒久的に係留することが認められました。書店は船内で本を販売しているほか屋上でカフェを営業しています。 #アート
ヴァチカンの地図ギャラリー。このギャラリーはヴァチカン美術館の順路の一部であり、1580~5年に教皇グレゴリウス13世によって設立されました。ギャラリーの壁にはイタリア各地の40枚の地図が描かれており、「教皇が宮殿にいながらイタリア中を散歩できる場所」と言われています。また天井にはこれらの地域に関連する宗教史上の出来事が描かれています。 #アート
ベルギーのアントワープ中央駅。この駅は1895~1905年にルイ・デラサンセリの設計で建設されました。駅は「世界で最も美しい駅」として名高く、特に大聖堂のようなドームとドーム直下のエントランスホールは息を呑むような美しさです(その姿から駅は「鉄道大聖堂」とも呼ばれています)。今日駅は町の名所の一つになっており、一日30000人の乗客がここを利用します。 #アート #近代建築
グスタフ・クリムト『人生は戦いなり(黄金の騎士) 』。この絵は以前紹介したデューラー『騎士と死と悪魔』の影響のもと描かれたものであり、ちょうどこの絵を描いていた頃クリムトはウィーン大学天井画等で批判の集中砲火を浴びていました。クリムトの絵を誰も理解できない芸術の不毛時代、そんな時代にあって自分はどこまでも自分の道を進んでいくのだというクリムトの決意表明がこの絵では描かれています。騎士の進む道は黄金によって舗装されており、この道を騎士は骸骨(死)に一瞥もくれず前に待ち受ける蛇(悪魔)を乗り越えてどこまでも進んでいきます。 #アート
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May 12, 2025
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バーナム博物館長
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