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ロト太郎
風邪を引いたときに作ってくれたおかゆや、小学校へ向かう私を、姿が見えなくなるまで見送ってくれた母を思い出すたび、ひどく息が詰まる。
傷つけられたのだと声高に非難できるほど、自分が正しく清い人間だとも思えないし、そもそも母自身もまた、機能不全家族やDVの被害者だったのだから(それを理由に好き勝手していいわけではないけれど)。
結局、親を恨めしく思う自分への嫌悪感と、親や周囲に対する罪悪感が積もっていくばかりで。
母を恨み、母の男を恨み、顔も知らない父を恨み、その父の家族まで恨んでいる。そんな自分を憎んでいる。
カラオケしてきた
19の頃、母に突然「弟か妹ができるかも」と言われた。
相手とも籍を入れず、借金ばかりしていたのに、避妊すらしていなかった二人の無責任さに呆れ、怒ったのだけれど、母から返ってきたのは、「あんたには関係ないでしょ」の一言で。
そのことを思い出すたびに、母にとって私は何なんだろう、と考える。
『包帯クラブ』、辛い思い出のある場所に包帯を巻くことで可視化された傷口を見つめ、当時傷ついた自分を認め、労わっていく物語だった。
包帯を巻くことで、言葉にできない感情に「傷」という名前が与えられる。
それが傷なら、きっとこの包帯の下にあるものも、いつか治っていく……そう信じる少年少女たちの姿が切ないんだけれど、ラストはどこまでも前向きで、本当に良かった。
読んで良かった! 続編もあるみたいだし、買おうかな。
父親を否定するために、ロイミュードという存在そのものを否定し続けてきた剛。その在り方や言動こそが、結局は自分が唾棄していた父親と同じだったと突きつけられる。
☝️「どれだけ抗っても切り離せない親子関係」をずっと描いてるんだろうな……
ライダー部みんなでカラオケ行って、男子陣が全員ドリンク取りに席を外したタイミングでナンパ男たちが乱入してくるんだけど、 戻ってきたライダー部男子陣の顔ぶれを見た瞬間、男たちめちゃくちゃ怯えて逃げ出すと思う。
(見るからにヤンキーの男、妙にガタイのいい男、今にも人を殺しそうな目をしてる男、無言で携帯をこっちに向けてる男、心底ゴミを見るような目をしてる男)
父親の挙動や言動が、知らないうちに自分にも滲んできている気がして、ずっと怯えてるんだろうな。
たとえ関わった時間は僅かでも、投げつけられた言葉って呪いみたいに染み付くし、到底親とはいえない最低な人間でも、血の繋がった父親に真正面から「失敗作」だと罵られる苦しさは、簡単には消えないし。
断ち切ったつもりでも、振り切ったつもりでも、影がずっと後ろについてくるように、親子関係って、そういうものなんだろうなと思う。
本当に剛って可哀想。
包帯クラブ、良い。
進兄さんがロイミュードたちを「被害者」ではなく「犠牲者」と評したのが好き。
「加害者/被害者」という枠には収まりきらず、法では裁ききれない。そんな、はみ出した彼らの在り方を的確に言い表している言葉だと思うから。
けれど、その後ハート様との対話を経て放たれた「午後3時32分。ロイミュード108体撲滅完了」というセリフからは、彼らがようやく人間と同じ存在として扱われたことも感じられて……😭‼️
ロイミュードという、人間を排除しようとしながらも、人間を模倣しなければ自らの存在を証明できない未熟で拙い生命が、どうしようもなく愛おしいんだけれど、
それは、あくまで人間である私の勝手な感情でしかない気がして、どこか申し訳なくなる。