風邪を引いたときに作ってくれたおかゆや、小学校へ向かう私を、姿が見えなくなるまで見送ってくれた母を思い出すたび、ひどく息が詰まる。
傷つけられたのだと声高に非難できるほど、自分が正しく清い人間だとも思えないし、そもそも母自身もまた、機能不全家族やDVの被害者だったのだから(それを理由に好き勝手していいわけではないけれど)。
結局、親を恨めしく思う自分への嫌悪感と、親や周囲に対する罪悪感が積もっていくばかりで。
母を恨み、母の男を恨み、顔も知らない父を恨み、その父の家族まで恨んでいる。そんな自分を憎んでいる。