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卒業後の若様、元老院から他国の竜の姫と見合いをして結婚しろとしつこく言われ続け、あるとき我慢の限界がきて
「見合い?いいだろう。ただし忘れてはいないか?
ドラゴンは両親の真実の愛によって生まれ、ドラゴンの卵は両親からの愛がなければ孵らない
僕が自ら選んだ結婚相手でないのなら、ドラコ二アの世継ぎはこの世に生まれることはないだろう」
と極悪の微笑みを返すのだった
幼児期のせべくんって「なんで?なんで?」が多かっただろうなぁ
その時期にちゃんとパパママや兄姉やお祖父様がちゃんと向き合って「それは◯◯だよ」とか「一緒に調べてみよう」とか「答えの載っている本はあるかな?」と応えていたからこそ、せべくんは16歳になっても知識欲があり、読書が好きで、好奇心旺盛なんだろうなぁと思う
若様の幼少期は「なんで?」ができる身近な相手がりりあ様くらいしかいなくてりりあ様も不在が多かったから、自然と自分で書物を探して調べる癖がついているんだと思う
学問の面では専属の教師がいるから不自由しなかっただろうけど、その他の些細な気になることを気軽に聞ける相手はそういなかっただろう
マレセベ
若様はいつの間にか自然とせべくんが慕ってきていたと思っていそうだし自分のあの言葉がきっかけでせべくんが若様に心酔するようになったと気づいてないような気もするしもしせべくんが記憶をなくしてこれまでの10年が喪われてもまた10年かけて築いていけばいいだろう瞬きの間だって思おうとして、それでもその今までの10年が幸せすぎたから想像よりも自分が落ち込んでいることを自覚して自嘲する若様が見たい
ずっと誰かに愛されたかったと願っていたはずだったのに、せべくんからの10年の愛があまりに日常に染み込みすぎて今になって喪われてからようやく無償の愛を捧げられていたことに気づく