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【社主のニュース解説】《国際》
スペインは非常任理事国の拡大に態度を軟化させ脱退を撤回しましたが、ブラジルは妥協案を受け入れず、脱退の方針を貫いた形です。大国としての地位と発言権を求めた結果であり、国際連盟は加盟国間の力の均衡の調整という難題に早くも直面していると言えるでしょう。
速報◆14日、中国・雲南で「六・一四政変」が発生する。指導権争いをしていた胡若愚(こ・じゃくぐ)(32)が、竜雲(りょう・うん)(41)を捕らえて監禁する。竜雲の部下の盧漢(ろ・かん)(31)が反撃を開始する。 =百年前新聞社 (1926/06/14)
速報◆14日、トルコのイズミルで、ムスタファ・ケマル大統領の暗殺未遂事件が発覚。元大臣、議員らなど数十名が逮捕される。 =百年前新聞社 (1926/06/14)
訃報◆14日、アメリカの女性画家、メアリー・カサット、没。82歳(誕生:1844/5/22)。ヨーロッパに渡り、ドガに才能を見出される。フランス印象派の展覧会に加わった唯一のアメリカ人で、母子像を多く描く。晩年に白内障で失明する。「マテルニテ(母性)の画家」と呼ばれる。 =百年前新聞社 (1926/06/14)
▼代表作『子供の入浴』
速報◆14日、日本領台湾の台北鉄道ホテルで、「第19回 大日本米穀大会」が開かれる。日本のジャポニカ米と台湾在来のインディカ米をかけ合わせて品種改良したコメが、台湾総督・伊沢多喜男(56)により「蓬萊米」と命名される。 =百年前新聞社 (1926/06/14)
【社主のニュース解説】《国際》
特にブラジルとスペインは常任理事国入りが認められないならば連盟脱退もやむを得ないと強硬姿勢を崩しませんでした。この問題の解決のため、理事会議長を務める日本の石井菊次郎氏(60)は、常任理事国の枠を拡大してブラジル、スペインの希望を叶える提案をしました。
【社主のニュース解説】《国際》
しかし、加盟国の多くは常任理事国の拡大に慎重で、代わりに非常任理事国を9か国に増やす案を決議。この決定により、もし将来的にアメリカ、ソ連が国際連盟に加盟すれば、現在の英仏伊日にブラジル、スペインを加え、米ソを加えることで常任理事国は8か国となります。
【社主のニュース解説】《国際》
そこに常任理事国としてドイツ、非常任理事国9か国を足せば、理事国は全部で18か国に膨れ上がります。これは加盟国54か国の3分の1に達する計算であり、もはや“第2の総会”とでも言うべき状態となって迅速な意思決定を阻害しうるとして、石井氏は懸念を示しました。
【社主のニュース解説】《国際》
国際連盟は創設以来、英仏伊日の戦勝4国が常任理事国の地位を独占。ロカルノ条約を受けてドイツの連盟加入が目前となった現在、ドイツが常任理事国に加わることもほぼ確実です。ブラジルだけでなく、スペイン、ベルギー、ポーランドがこれに反発しています。