(続き)→ 脚本は沖縄出身で同番組のメインライター・上原正三氏、監督は東條昭平氏。
人間の醜さを突きつける本作の描写は、現代の目にはやりすぎに見えるでしょう。
しかしこれこそ当時の上原氏や東條氏が感じていた、日本の繁栄の裏の”暗部”であり、いまだ差別が横行する現代社会にも通じるものです。
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本作に登場する怪獣の名は「ムルチ」。
沖縄の大蛇伝説の舞台「屋良ムルチ」からの引用でしょう。
豪雨の中でムルチと戦うウルトラマンに、いつもの華々しさは無く、無表情なはずのマスクに哀しみさえ感じられます。
本作が引用された、豊永浩平氏の小説『はくしむるち』(三島由紀夫賞)も、ぜひ。
まめ書房 -沖縄の本と工芸-