余談1。
『ラ・ボエーム』の時点でリリアン・ギッシュがスタジオで強力な権限を持ちえたのはルイス・B・メイヤーの庇護があったからとも言われています。メイヤーはかつてグリフィス作品の興行で巨利を得たので、その恩義を感じてギッシュを大事にしてたのだとか。
でもギッシュが仲が良かったのはむしろタルバーグの方だったらしい。才人同士気が合ったか。初対面は『ロモラ』公開でギッシュがハリウッド訪問した時。駅で出迎えたタルバーグを見たギッシュ母は、彼があまりに若く童顔なので重役とは思わず会社の使い走りと勘違いしたのだそう。「いやぁよく間違えられるんですよね」とタルバーグは笑ってた、というイイ話も。
jugoya