「沖縄のメディアは偏向している」とよく言われるのだけれども、こういうデータをみると「では、本土のメディアは偏向していないのか?」とも思えてくる。
ただし、地方紙がその地方の問題を全国紙より大きく、より長く報道するのは当たり前なので、こうした報道の格差は否応なしに生じる。
とはいえ、沖縄の場合、そうした地方紙固有の事情が「偏向」とみなされ、糾弾されやすいようにも思う。
Shotaro Tsuda
沖縄の地元紙と全国紙との違いということでは、米軍基地などから流出しているとされる「有機フッ素化合物」に関する報道に顕著に表れている。
沖縄では2016年ごろから報道が増加し、2019年ごろからは非常に多く報道されていることがわかる。他方、全国紙の関心は低く、2020年ごろからようやく報道がされ始める。2022年ごろから報道量が増えているのは、沖縄の水質汚染が注目されたからではなく、本土でも水質汚染が確認されたことが大きい。
つまり、本土の人間にとって「自分ごと」になってようやく報道が始まったということ。
Shotaro Tsuda