「優れた車両はドアの動きに精度が感じられる。空気の圧縮感やシール材の質感、構造体としての一体感が、開けるだけで伝わってくる。逆に、軽薄にパタパタ開くドアはボディ全体の剛性感不足を暗示していることも少なくない」というの、ブレジネフ時代のソ連で、ソ連製の市販車はボロボロなのに、軍用車はドアの感触が西側の高級車だった、という話を思い出す
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まず確認すべきはドアだ。ドアを開けた瞬間、そのクルマの設計思想はかなりの部分まで露呈する。重い・軽いという単純な話ではない。重要なのは、開き始めの初期抵抗、ヒンジの滑らかさ、途中の保持感、そして全開
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中里一