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『愛と希望の街』見終わった。大島渚監督の1959年作でデビュー作。貧しい母子家庭の少年は飼っていた鳩を路上で売り、裕福な家の少女と知り合う。生活に苦労も多く、経済事情で進学もままならない少年のことを、少女も学校の教師も気遣い尽力するが、実は少年が鳩を売ったのはこれが初めてではなく…。 経済格差と階級社会のティピカルな青春ものの、まるでアンチテーゼのような。善意に満ちつつも、それで分断は埋められない様を、突き放したように描く。細部の描写や映像にも見所が多く、これが20代の監督のデビュー作とは恐れ入る。松竹ヌーヴェルバーグと言うが、個人的にはネオレアリスモ的な印象。