小説 十一話更新しました。
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観測所の塔の屋上、幾重にも身に纏った薄布を風が通り抜ける。 カティは目を閉じたまま、腰に下げた手帳にルンブール周辺に居るナパ・スラの「風の法術師」達からの報告を書きつけていた。 「シルナも、手帳に書き込むのが好きなんだけど、いつかアナタみたいに、見もせずに書けるようになるのかな」 いつの間にか屋上に立っていたマナウの声に、目を開くとカティは顔をそちらに向ける。 「私のこれは、書き留めているんじゃ...
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六馬坂 厚人