『孤宿の人(下) (新潮文庫)』宮部 みゆき
儚い。報われた報われないを問わず、この世を去ってしまう人が多すぎた。凶事や人々のいざこざが悪い方に連鎖するとこういった結末をたどるのかといった感じ。背景や情景が丁寧な分、より一層重さが増している気がする。
三者三葉の思惑が交錯し、多くのものを失ってなお、生き続ける「ほう」の今後がほんのりと明るそうなのが唯一の救いだろうか。
名前のくだりはおおよそ予想がついていたが、このラストをもってしてより意味合いが深まったと思う。
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こだま