既読の『レベッカ』『レイチェル』に見られた心理サスペンス的な重苦しさや拗れ感はあまりなく、分かりやすくストレートなエンタメサスペンスだった。ロマンスありのヒストリカル冒険活劇という感じ。
初期の作品ゆえかデュ・モーリアらしさよりも王道性の方が強く感じられるけどそれはそれでいい。コーンウォール地方の細かい風景描写も、目の前に浮かぶようで好き。19世紀が舞台だが書かれたのは20世紀なので、ヒロインは自身の立場的弱さを自覚しながらもかなり強い女性像になっている(戦闘力も案外高い)。おもしろかった。
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ダフネ・デュ・モーリア『原野の館』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。
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岬ロカ