レナードは愛しそうにレオンの頬を撫で、その指で前髪を外へと流すように撫でた。
いつも隠れている左目が見える。レオンはハッとしてレナードを睨みつけた。
「あんたにそこまで許した覚えはない」
レオンはそう言って顔を俯かせた。
「すまない、恋人でも家族でもない私が触れて良い場所ではなかった…」
レナードは悲しく微笑む。
「…ただこれだけは言わせて欲しい。この左目に、いつか私を写し出して欲しい」
「…そんな日は来ない」
「…そうか。それは残念だ。だが私は諦めきれない」
「…勝手にすればいいだろ」
レオンは拳を握った。
真っ直ぐな想いに胸を打たれる。しかし同時に思ってしまう。
『どうせ選ばれない』と。
水島(Leon)